ここ最近、Twitter界隈でコーディングにおけるスタンスとして、ピクセルパーフェクトがかなりツイートで湧いていたので、私もマークアップエンジニアとして、ピクセルパーフェクトについてTwitterで言及致しました。(誤字はありますが、追ってツイートはしております。)
https://togetter.com/li/1595233
では、そもそもピクセルパーフェクトとは?、またそれは絶対にコーディングにおいて必要なのか?
私なりの見解も含めてお話したいと思います。
ピクセルパーフェクトとは?
ピクセルパーフェクトは、デザイナーさんから頂いたデザインデータをHTML、CSSでコーディングする際に、1pxもズレがなくデザインデータ通りに忠実にweb上で再現されている事を指します。
ピクセルパーフェクトは、コーディングに置いて必要なのか?
Twitter界隈ではこんな感じ
https://togetter.com/li/1595233
私の意見として、ピクセルパーフェクト前提にしたコーディングは必要だと思います。
ただ、デザイン通りにコーディングを行ってもカラムが落ちたり、変に文字が改行したりする事は山ほどあり、
私はその度にデザイナーさんに相談して、数値の変更や場合によってはレイアウトの変更も行います。
何も根拠なしの変更だとデザイナーさんの工数を無駄にしてしまい、度々トラブルになることもあります。
Twitter界隈では、デザイナーさんとコーダーさんとのコミニケーションの問題ではないかと言うご意見も出ていますが、私もそこは同感で、ひたすら作業するだけでなく、デザイナーとコーダーで意見を出し合って決めて行くのが、私も理想です。
ピクセルパーフェクトというあり方を変えるべきでは…
コーダーさんやエンジニアさんからするとピクセルパーフェクトはプレッシャーになる部分ではあります。
と言うのもデザインを支給されたものを、”絶対に成功させなければならない何としても”と言う感覚に陥いる部分があり、なかなか言い出せないコーダーさんやエンジニアさんもいらっしゃるのも事実です。
しかし、ただ作業するだけでは、コーダーさんやエンジニアさん、デザイナーさんお互いのフラストレーションが溜まる一方で、気持ちよく仕事ができる環境ではなくなります。
私のツイッターのフォロワーさんでこんなご意見がございました。
何万回も言ってきておりますが、運用しながら求める成果を出す事ができたデザインに対してピクセルパーフェクトにする必要があって、デザイナーのエゴのみで作成したデザインに基準を合わせるのは違うでしょう。なのでピクセルパーフェクトではなくピクセルサクセスを目指していくのが最適解というの…
— 小林|Webクリエイター (@pulpxstyle) September 20, 2020
ピクセルサクセスとは?
ピクセルパーフェクトは制作側の自己満足。ピクセルサクセスはクライアントが求める成果。
何のためのデザインか。デザインは多様だが、ことWebに関しては後者が求められる事が多い。
ただ自己満足でも求められる成果が出せるのであればそれが全てかと。過程は大切だが成果が無いといずれ終わる。— 小林|Webクリエイター (@pulpxstyle) September 20, 2020
結局なところ誰のサイトなの?って事です。
恐らく多くはお客さん(クライアントさん)のサイトで、またそれをご利用するユーザーさん。
なので、お客さんの為にサイトを活用して売り上げ、利益を考えたサイトを作る事が第一に考える必要があります。
ピクセルサクセスが一番お客さんや制作者側、制作者同士もここを目指すべきではないかと思います。
まとめ
Twitter界隈のご意見を拝見もし、意見もさせて頂きましたが、お仕事のスタンスや考え方、案件によって人それぞれで、正解不正解もありません。
ピクセルパーフェクトもその一つの考え方なのですが、お客さんの為に何が最善なのかを考えてみるとピクセルサクセスという考え方にシフトしてもいいのかもしれません。
お客さんの為に”デザインやコーディングでどうしたら売上に貢献できるか”、この考え方は忘れず制作して行くのがベストではないかと思います。